- つみたてNISAの始め方
- メリット・デメリット
- その他の積立投資と比較
国が始めた必須の投資と言っても過言ではない。
それが資産を手堅く増やす定番の投資がつみたてNISAです。
まずは10秒でわかるNISAの始め方をマンガで解説します。

ここからはさらに詳しく、つみたてNISAの特徴と始め方をわかりやすく解説していきます。
さらに他の積立投資との利回りなども比較し、どんな人に向いているのかも紹介します。
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つみたてNISA(積立NISA)をわかりやすく解説
つみたてNISAの特徴をギュッとまとめると以下の通り。
- 国が始めた非課税の投資制度
- 複利の力で20年・30年後に利益を伸ばす
- 2024年からは新NISAで統一
- iDeCoとも同時運用できる
それぞれ詳しく解説していきますね。
国が始めた非課税の投資制度

NISA(ニーサ)は金融庁が投資を支援するための非課税制度です。
簡単にいえば、株や投資信託(複数の株や債券などを集めたもの)で稼いだお金に税金がかからず、めっちゃお得な制度。
現在もっとも手堅く資産を増やせる投資と言っても過言ではありません。
2024年からは新NISAで統一
現在は株などを投資する一般NISAと、投資信託を積立てるつみたてNISAの2つにわかれています。
が、2024年から以下のように統一されます。
新NISA | |
---|---|
最大利用可能額 | 1800万円 |
年間投資上限額 | 360万円 |
非課税期間 | 無期限 |
投資できる期間 | 無期限 |
年間40万円(月33,333円)までのつみたてNISAと違い、年間360万円(月30万円)まで投資できるようになるのが最大の違い。
さらに積立と株などの個別購入も同時に行えるようになります。
複利の力で20年・30年後に利益を伸ばす

つみたてNISAは堅実な分、資金は一気にではなく10年・20年・30年とかけて増やしていくもの。
例えば、
- 10年で元本600万⇒914万
- 20年で1,200万⇒2,945万
- 30年で1,800万⇒7,451万
利回り5~8%(商品や時期で変わる)の複利の力を使って長期的に伸ばしていきます。
長く運用すればするほど、複利の力は雪だるま式に加速します。
iDeCoとの違いは?同時運用もできる

制度が似ていて、よく比較されるのがNISAとiDeCoです。
その違いは以下の通り。
新NISA | iDeCo | |
---|---|---|
最大利用可能額 | 1800万円 | 上限なし |
年間投資上限額 | 360万円 | 14万4,000円~81万6,000円 会社員・自営・主婦で変わる |
税制メリット | 運用益が非課税 | 運用益が非課税 掛金が全額控除 受取時も控除 |
引き出し制限 | なし | 原則60歳から |
似ているようで細かい部分が違うのが、NISAとiDeCoです。
まとめるとより自由度が高いのがNISAで、税制控除が強いのがiDeCo。
二つの同時積立もできます。
NISAはプロからも無料で学べる
NISAもiDeCoもプロから無料で学ぶことも可能です。
ここではその中でもおすすめのサービスを2つ紹介します。
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- NISAやiDeCoのお得な使い方が学べる
- その他の投資の解説もあり
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これで無料はヤバいですね。
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つみたてNISA(積立NISA)を始める3つのステップ
- 証券会社を選んで口座開設&NISA申込み
- 銘柄(投資信託)を選択する
- 積み立て金額を設定する
おすすめの口座や銘柄も合わせて詳しく解説していきます。
ちなみにiDeCoも最初の申込み部分が違うだけで、ほぼNISAと同じ流れで開始できます。
証券会社を選んで口座開設&NISA申込み
好きな証券会社で口座開設をし、NISAを申込むだけでOKです。
証券会社も迷う必要はなく、NISAではSBI証券か楽天証券の二強。
理由はこの2社が口座数・コスト・サービスが頭一つ抜けているからです。
両者の違いを解説すると、

- 開設数1000万突破
- 業界屈指のコスパ
- 取扱い投資信託が多い
総合力が高く100点満点中95点の証券口座です。
総合力で一番おすすめ

- NISA口座開設数No.1
- 楽天ポイントが貯まる&使える
- 楽天経済圏にいるならコスパ最強
楽天証券も総合力が高く、100点満点中90点。
SBI証券にはやや劣りますが、楽天ポイントにお世話になっている人ならこちらがおすすめです。
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銘柄(投資信託)を選択する

銘柄はたくさんありますが、選ぶ投資信託はS&P500が有名な全米株式か、オールカントリー(通称オルカン)が有名な全世界株式のどちらか。
理由はこの2つがコストが安く、利回りの安定度が飛び抜けているから。
2つで迷う人が多いですが、全世界でもアメリカ企業がメインとなるので大差はありません。
全米と全世界だけでも複数の投資信託があるので、以下で具体的なおすすめを紹介します。
- eMAXIS Slim米国株式(S&P500)
- eMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)
積み立て金額を設定する
積立金額を設定すれば、あとは目論見書を確認すれば積立開始です。
新NISAで投資上限額が増えることもあり、積立額の多さで最終的な金額も大きく変わってきます。
例えば、30年で上限額いっぱいの1800万円を使うなら月5万円の積立。
- 10年で元本600万⇒914万
- 20年で1,200万⇒2,945万
- 30年で1,800万⇒7,451万
30年後に7000万円オーバーと、老後資金には十分な金額が貯まります。
二強でNISAを開始する
つみたてNISAのデメリット
積立投資の王様のつみたてNISAですが、2つの弱点があります。
- 資産が増えるのに時間がかかる
- 入金力が必要
それぞれ詳しく解説していきます。
資産が増えるのに時間がかかる

つみたてNISAは10年20年30年と、時間をかけてじっくりと資産を増やしていく投資です。
そのためすぐにお金が欲しい、20代のうちにFIREしたいなど短期で資産を築きたい人には向きません。
つみたてNISAはリスクを抑えた守りの投資。
資産を短期間で大きく伸ばすには、リスクを上げて攻めの投資をする必要があります。
入金力が必要

毎月5万円の積立で7,000万円を超える資産を狙うように、つみたてNISAには入金力も必要です。
NISAやiDeCoのセミナーの中には、対象が年収500万円以上というものもあり、毎月数万円を積立てるのは思った以上に大変。
ちなみに東京一人暮らしで手取り16万円だったブラック企業時代のボクでは、どんなに節約しても月に5万円を積立てるのは無理でした。
違う積立でNISAより大きく資産を伸ばす方法
つみたてNISAのような積立式で、より資産を伸ばす攻めの投資は以下の2つがおすすめです。
- 仮想通貨(暗号資産)積立
- FXのスワップ運用
こちらもそれぞれ詳しく解説していきます。
ちなみに定番の高配当株はつみたてNISA以上に資金が必要なため、今回は外しました。
仮想通貨(暗号資産)積立

つみたてNISAと同じような積立が行え、より攻めの投資なのが仮想通貨(暗号資産)です。
積立てる仕組みはNISAと同じですが、値動きが激しいためハマれば1年で公式サイトのように資産が2倍になることも。
ただしS&P500やオルカンのように、長期期間で上昇を続けているわけではないので、銘柄選びと売る時期が大切になってきます。
攻めの積立投資ができる
FXのスワップ運用

外貨を売買するFXのスワップポイントとは、金利差から得られる収入のことです。
例えば、高金利通貨のメキシコペソなどを金利の安い円で買って保有すれば、その金利差が毎日もらえます。
同じ金額なら高配当株以上に利益が稼げるのが、高金利通貨のスワップポイントです。
相場の上下はありますが、仮想通貨よりも安定しているのでまだ予想しやすい。
スワップおすすめFX会社
FXのスワップ+自動売買で利益を増やす

FXにはスワップポイントの他に、相場の価格差を利用する為替利益(買いなら上昇、売りなら下降)も狙えます。
スワップよりも為替利益の方が大きくこちら稼ぎのメイン。
それをFXでは自動売買で狙うこともでき、値動きの小さい高金利通貨で行う。
そうすれば日頃はスワップで稼ぎつつ、自動売買で為替利益も稼ぐダブル収益を狙えます。
たくじが使ってる自動売買
よくある質問
- NISAのやり方を究極に簡単にわかりやすく解説すると?
- 証券会社で口座開設⇒NISA申し込み⇒銘柄決定⇒積立金額決定です。
>>つみたてNISAを始める3つのステップ
- つみたてNISAでおすすめの投資信託は?
- 全米株式のS&P500か、全世界株式のオール・カントリー(オルカン)です。
>>証券会社ごとのおすすめ投資信託
- 口座開設後に放置したらどうなる?
- 口座維持費用など、特に不都合が発生することはありません。
つみたてNISAの始め方~iDeCoなど他の積立投資とも比較まとめ
おすすめの流れは、SBI証券か楽天証券で口座開設をし、S&P500かオルカンの投資信託を選ぶ。
選択肢は多いですけれど、この組み合わせが最強です。
ただしつみたてNISAは守りの投資のため、短期間・少額で大きく資金を増やすことはできません。
短期間・少額で増やしたいなら、リスクを取って攻めの投資です。
- 税金が有利になる
- プロからも無料で学べる
- ゆっくり堅実に時間をかけて資産を増やす
- 短期間で増やしたいなら攻めの投資
- おすすめはFXのスワップ・仮想通貨積立の順番